3日目 — 2002.9.25

メコン・デルタ

ベトナム3日目。
8時にI.C.C.の前に集合ということでちょっと早起き。
ゆっくり、朝ご飯を食べていたら遅くなってしまった。ドンに両替したいとちえがいっていたのだけれど、時間がないのでそのままI.C.C.に向かう。ツアーは全部で9人。夫婦と母娘、大学生くらいの女の子2人と1人で来たという女の人とわたしたち。ワゴンに乗って出発! ガイドさんは地球の歩き方ポケットの59ページ ? (ページ数は記憶が定かじゃない) に載っている人だった。ホーチミンの街中も原付がとにかく多くてすごいんだけど、ホーチミンの街を出てから車が飛ばす。カーチェイスをしているように対向2車線のだっていうのにちょっと遅いトラックがいたら隙をみてすぐ抜かすって感じでスリル満点。でももっとびっくりしたのは、ホーチミンの街を出るときと入るときに車は通行料を払うみたい。社会主義を感じた。車がどんどん郊外に行くに連れて田園風景が広がって田植えをしてたり、建築中の家があったりかなりおもしろかった。写真の中からファインダーをのぞかずにシャッターを切ったけど、ちゃんと写っているかかなり心配。

肥沃な川、メコン

1時間ほど走ってミトーに到着。船乗り場のトイレの近くにバスの中で何度も見た建築中の家に使われていた煉瓦があったのでアップで写真を撮る。直方体なんだけど田の字型に穴が空いている。蒸し暑いから通気性を考えてなんだろうか?
モーター付きの船に乗ってメコン川の中洲までゆく。船の中でココナッツミルクを飲ましてくれた。1人1つは結構おなかがいっぱいになる。中洲の近くでは何人かの男の人が川に入って川底の泥をドラム缶ですくっていた。ガイドさん曰く、川底の泥を植物の根元にまくと肥料になるらしい。メコン川は肥沃な川だと地理で習ったけど、教科書から知識では肥沃な川というのがどういうことかまったくわかっていなかったと軽いショックを受ける。

蜂と蛇

中洲ではまず養蜂場にいってはちみつにショウガとレモンを入れた飲み物を飲ませてもらった。お正月に出される乾物?みたいなものも食べられた。あとヘビを首に巻いた! テレビで見たときとかは、ちょっと気持ち悪いって思っていたけど、想像してたより全然怖くなくてなんか自分でもびっくり。それからココナッツミルクでつくったキャラメル工場を見学。ちえは1ドル40個入りのを会社の人に買っていた。ガイドさんも言ってたけど会社の人用のベトナム土産にはかなりよいと思う。そこから細い道を通って今度は農場へ。その途中、黒い服をきた人たちが庭に集まっていたので、何をしていたのかと思ったら、どうやらお葬式だったらしい。昨日は市民劇場の前で結婚式を見て、今日はミトーに来る途中に霊柩車を見て、そしてお葬式。さすがに霊柩車とお葬式は写真には撮れなかったけど。でもどこでもお葬式は黒い服らしい。どうしてそういうところだけは世界共通なのだろうか?

ドラゴン・フルーツ

農場ではいろいろなフルーツが食べられて、ベトナムの民族音楽の演奏もあった。ドラゴンフルーツという皮が赤紫で身がごま塩のおにぎりのような見かけのフルーツも出てきた。あと名前は忘れたけど、柿みたいなフルーツでものすごく甘いのもあった。
また細い道を通って今度はジャングルクルーズへ。小さな手漕ぎ舟に乗ってジャングルの中を下ってゆく。手漕ぎ舟からから、モーター付きの船に乗り換えてミトーの街に戻る。

象耳魚

お昼は庭園の中に食事スペースのあるレストラン(たぶん Trung Luong チュンルオン)にてメコン川で養殖されている "象耳魚" という魚の唐揚げをいただく。これをライスパーパーに包んで生春巻きのように食べる。あと、お餅をあげてふくらませたものも出てきた。ちえはこれが気に入ったらしく、おいしいおいしい、といって食べていた。食べ終わった後時間があったので庭園内を散策した。なぜか庭園内にサルが飼われている。不思議だ。
そこからまたカーチェイスさながらの運転でホーチミンに戻る。その途中で漆工場い寄る。いろいろ説明してくれたけど、あまり興味がなかった。

おみやげ買い

ツアーは3時くらいに解散。あまりに眠かったので一度ホテルに戻って仮眠を1時間ほどとってから、わたしの希望で買い物に出かける。夕食はフエ料理でも食べようか、といっていたのだけれど、ドンコイ通りの近くあるお店は要予約らしく断念。またドルからドンへ両替をして、サイゴン・センタービルに向かう。郵便局で絵はがきを出す。わたしは窓口に直接だしたら切手ではなくスタンプにされてしまった。残念。その2階にある、スーパー、マキシマークにて念願のロータスティーを購入、ロータスティーにもいろいろランクがあるらしく6,000ドン〜22,000ドンまで。店員さんに聞いたら、やっぱり値段が高いのがおいしいらしい。はじめはティーパック入りのを手に取っていたのだけれど、やめてお茶っ葉にした。ここはスーパーなのだけれど雑貨、日用品から食料、おみやげ品も扱っている。わたしはここでかなり買い物した。漆のコースターと小物入れ、スプーンやホークを小分けするトレイなど買い込んだ。
それからベンタイ市場の近くの陶磁器やさんでおみやげを買う。コーヒーカップとかまともなものは買いたくなくてさんざん迷って、わたしの英語がつななくて店員さんに何言ってるのかわからない、とまで言われてつまようじと塩とコショウを入れるのを購入。一応就職祝いだからね。それなりのものを買わないと。ドンコイ通りに戻りつつ、次はかっちゃんのおみやげ兼卒業祝い兼引越祝い兼遅い誕生祝い。これもさんざん迷ったあげく。ベトナムの傘とホーチミンTシャツ、あとたばこを数種類購入。ホテルに戻って荷物を置いて(とにかく傘がかさばる。これは結局成田まで、そして宅急便で送ることも出来ず、成田から小田原の実家、そこから名古屋までも手荷物で移動とかなりやっかいものになる。)、オーダーしていたワンピースをSAKURAに取りに行く。試着。サイドのあまりもなく体にフィット。丈も膝下になってた。サンダルもつくったばかりみたいで接着剤の臭いがぷ〜んとした。かなりかわいい。これを着るために、早くだれか結婚しないものか。

夕飯、Cool

夕食はドンコイ通りに面した Cool (Kinh Bac キンバック) で食べることにする。最終日ということでコース料理にした。しかし、このお店はウナギの寝床のように奥に深い建物でびっくりした。$6のコース料理を頼んだのだけれど、ドンで支払った。夕食後ちえの希望で Hard Rock Cafe にゆく。小さめのグラスを購入。それからドンユー通り沿いのお店でこれまたおみやげ用のバッグを購入。買いすぎ。。。。っていうか風邪からようやく復活しつつあるのか、最終日のしかも夜になってテンションがようやくあがってきた。ちえに遅いといわれる。初日に10倍払った露天のおばちゃんから懲りずに水を購入してホテルに戻る。
ホテルに戻って荷造りをしたけど予想通り、荷物は入らない。割れ物は手荷物にして(もちろんあの傘も)、軽いけどかさばるものをちえのトランクに入れてもらうことにした。最初から、当てにしてきたとはいえ、ありがとう、ちえ。

田植え

ホーチミン郊外での田植えの様子。欧米人の観光客がたくさん見物していた。日本人にはそうでもないけどやっぱり欧米人には珍しいんだろう。

茶色い道

ベトナムの土の色。まさしく小学生のときに使っていた絵の具の茶色の色。

メコン川

メコン川。とにかく川幅が広く、水の色は土の茶色。

肥沃

川底から泥をすくあげる人たち。

フルーツ

南国のフルーツたち。ドラゴンフルーツは右上。

メコンクルーズ?

ジャングルクルーズ。中洲の支流を手漕ぎ舟で下る。

象耳魚

"象耳魚" 。グロテスクな外観とは違いかなりおいしい。ヒレがパリパリしてて食べて見る価値あり。

ミトー入り口

たぶん、ベトナム語で「ミトーへようこそ」と書いてあると思われるアーチ。"象耳魚" を食べたのはここのすぐ脇のレストラン。

生春巻き

ライトアップされた人民委員会。