最終日 — 2002.12.20

これはなんですか?

朝、6時半に、目覚ましが鳴る。でも、起きられない。かほも起きる様子なし。だるくて気持ちが悪い。7時に朝食をみんなで食べる約束をしていたけど、とてもじゃないけど無理そうなのではるかかたちの部屋に電話して、朝食は別々にいくことにする。そのことをエキくんたちにも伝えたら、なんとわたしの電話で起きたというではないか。まあ、昨日の様子じゃ、そんなものか。わたしとかほも結局だらだらしていたら、朝食にもいけず、しかも集合時間にも遅れてロビーにゆく。
ホテルのチェックアウトをして、1時間バスに揺られて、浦東国際空港へ。4日目も雨。ポンチョを着て自転車に乗っている上海人を写真に納めたかったのだけれど、なかなかいいシャッターチャンスがない。しかも、熱気でだんだん窓が曇ってきて、写真を撮るのはあきらめて寝る。浦東国際空港に到着。搭乗手続きのカウンターがめちゃくちゃ混んでる。待っている間に順番に余ってる元の両替とかしに行けばよかったんだけど、頭も回らずバカ正直に待っていた。一緒のツアーだった大学生の2人組に新聞紙にくるまれた木製レリーフについて聞かれた。何を買ったのか? って。そうだよね。普通こんな大きい買い物しないよな。しかもわたしの上海は、シーツ探し、ヒモ・ガムテープ探し、梱包と、これにずっと引きずられてるし。これがわたしの上海の集大成じゃないかって思うくらい。でもそれが何か、って聞かれると、うまく説明できない。木製の窓につける格子、としかいいようがない。+身振り手振りを付け加えるけど、どうもわかってもらえないみたい。昨日の透明のぷちぷち1枚の状態だったら一目瞭然なんだけどね。
荷物を預けるときにもこれは何か?と聞かれて、ガイドさんが説明してくれた。

出国

余った元を両替して、空港使用料を払って、出国手続きのカウンターに並んだら、出国カードを書かなければならないらしく、また並び直し。そして荷物検査を終え、いよいよ搭乗。ここで時間がないのにカードでTAを代わってもらったおみやげに天津甘栗を買う。上海なのになぜ天津? もう搭乗手続きは始まっていた。37番ゲートは1階でなにかと思ったら、バスに乗って飛行機まで運ばれた。こんなの始めてだったからちょっとおもしろかったけど、寝不足には辛かった。タラップを上がって飛行機に乗る。こんなに乗る飛行機を間近で見るのは始めてかもしれない。
荷物の積み込みを待って少し遅れて出発。離陸を見届けたら、すぐ寝てしまった。途中、ドリンクのサービスと機内食がきたけど、写真だけ撮って、ちょっと味見だけしてまた寝た。
ぱっと目が覚めて外を見たら、もう紀伊半島の上空だった。早い。まだ明るいうちに名古屋に着いようだから、自分の家が見えないかと窓に張り付く。ナゴヤドームと学校を発見! うちまではちょっとわからなかった。

帰国

名古屋空港に到着。入国手続きをして、預けていた荷物を受け取るのにかなり待たされる。しかもわたしの木製レリーフはベルトコンベアに乗らなかったらしく、職員の人が持ってきてくれた。本当に厄介なものを買ったものだ。
税関、「これは絵ですか?」ここでも木製レリーフについて質問される。「窓につける木製の格子です」って答えたけど、なんだかまだ疑ってるよう。「誰かにあげるのですか?」「いいえ、自分の家でパーテーションにしようと思って買って来ました」お願い、通して、って顔をしたら、いっていいよ、って言ってくれた。もしかして、それでも信じてくれなかったら、奥の部屋に通されてせっかく梱包したのをほどかないといけなかったのかなあ。
帰りはわたしは大物があるからタクシーで帰る、というと、みんな結局タクシーになった。バスで栄までいってタクシーに乗っても名古屋空港から乗っても人数が多いから余り変わらないらしい。大物を後ろの席のあいぽんとはるかに預けてなぜかわたしは助手席に乗る。タクシーのおじさんはなんだか話したがり屋で、何かと話しかけてくる。というか、道順についてわざわざ聞いてくるし。名古屋空港周辺なんてよく知らないから、運転手さんが早いと思うように走ってくれればいいのに。午後4時過ぎで、名古屋空港からは渋滞続きで裏道に入ったけれどそれでも結構時間がかかった。はるかの家の近くについたら、あとから出発したえきくんたちはもう着いていた。はるかとあいぽんを下ろして家まで来てもらう。4660円。一人1500円くらい。人数が多かったらタクシーで帰ってきてもあんまり変わらないんだな。しかし、家の前に横付けしてくれるから、やっぱりタクシーって楽ちん。

浦東国際空港

浦東国際空港。

屋根構造

浦東国際空港の内部。天井が吊ってある。テンションで保たせる構造。これってなんていう構造だっけ?

タラップ

バスで運ばれてタラップを登って飛行機に乗った。

機内食

昼時だったからか行きより豪華だった。あまりの眠さに余り手をつけなかったけど。

非常誘導灯

ナゴヤドーム。帰ってきました。わたしたちが泊まった上海体育場はナゴヤドーム周辺くらい郊外な感じだった。