8日目 — 2006.1.3

ビラ・セントサとセント・ピーター教会

マラッカ2日目。今日は午後3時くらいにマラッカを発って長距離バスでクアラルンプールへ向かう予定。
今日も読めもしないニュースペーパーを受け取って朝食。ゆっくり寝て朝食時間ギリギリだったので明らかに品数が少ない。まあしょうがない。荷物をホテルに預け観光へ。 昨日一通りの場所を回ってしまったので、今日はマニアックにマラッカ市街北部へ。昨日開いてなかったニョニャ料理屋さんの近く。まず、ビラ・セントサという20世紀初頭に建てられた住宅を見学。でも、どうやって見学していいのかわからず、とりあえず門扉を開けて中へ。外観を見学。やっぱり古いお家は高床式。この方が涼しいもんね。そして、ここで靴を脱ぐように指示のプレートがあったので、脱いで中へ。本当は入っていいのかわからないけれど。「アロー(こんにちは)」と何回か言ってみたけど、何の反応もなかったので、そのままビラ・セントサを後にする。これでよかったのかな?
次はセント・ピーター教会。なんとここ、修復工事中に入れませんでした。残念。ステンドグラスきれいそうだったのに。午後3時くらいにマラッカを発つつもりだったのだけれど時間があまったので昨日行かなかったスタダイズに行くことに決めた。セント・ピーター教会の外観を見学して通りに出ると、緑のタウンバスが! 手を挙げてみたけれど停まってくれるわけもなく。

展示長いよスタダイズ

ここからオランダ広場まで歩きたくなかったので、昨日降りたバス停まで歩きそこから次のバスを待った。10分ほど待つとバス到着。今度は行き先をちゃんと言える。スタダイズというとNext Bus stop と教えてくれた。バスだと早い。あっという間にスタダイズ前に到着。
スタダイズ、かなりの展示量があります。1時間くらいで見終わるかと思ったら大間違い。歴史博物館や民族博物館も併設されているので、合計3つの建物を見ることになります。マレーシアの歴史。主に占領の歴史がパネル展示されていて、英語が読めなくてもなんとなくわかります。これには日本の占領の歴史もきちんとありましたよ。英語が読めればマレーシアについて歴史から現在の政治制度まで詳しく知ることができるでしょう。

ニョニャ料理を堪能する

昨日の夕飯で食べ損ねたニョニャ料理。これを食べずしてマラッカを離れられるか! と思いガイドブックに載っていたジョンカーズ・カフェというお店に行ってみる。中華は普通大皿で出てくるけれどここはセットメニューとして食べれるらしい。ただし、観光客向きのお店なのでお値段はそれなりにしますけれど。ニョニャ・スペシャルというメニューを注文。飲み物はマンゴージュース。ニョニャ料理はマレー料理と中華の中間よりやや中華よりな気がした。料金は締めてRM28.6。きっちりサービス料もとられました。
帰りもバスで帰りたかったけれど、バスのルートがわからず、また川べりの道を歩いてホテルまで。ホテルで預けていた荷物を受け取り、マラッカセントラル行きのバス停の場所を聞いてみた。すると、丁寧に地図を描いて教えてくれた。バス停は昔のバスステーションの近くでムンシ・アブドゥッラー通りとマラッカ川か交差する手前の交差点のあたり。そこまでゴロゴロトランクを引きずって行く。バスを待っているとまた話しかけられる。チャイニーズ系の女の人。バスを待っているのか? と聞かれたのでそうだと答えた。すると、次におばちゃんが、タクシーじゃないのか? と訊いてくる。いいやバスだ、と答える。大きなトランク持ってバスに乗るなってことなのかしら?

首都クアラルンプールへ

バスはバス待ちの人々がしびれを切らせるくらい経ってからやってきた。ホテルのフロントのお姉さんはどのバスでもセントラルマラッカにいく、といっていたけれど、来たバスは行きに乗ってたのと同じ緑のタウンバス。同じように乗り込み、車掌が回ってきたらマラッカ・セントラルと行き先をいう。60セント。行きより10セント安い。なぜ?
マラッカ・セントラルに到着。一昨日迷っておいたので、長距離バスのチケット売り場はすぐに見つかる。トランス・ナショナルの15時30発のクアラルンプール行きを買う。でもどうしてもトイレに行っておきたかったので、発車まで5分を切っていたけれどトイレへ。ここのトイレは有料で入り口で20セント取られました。
乗ったトランス・ナショナルのバスは快適だった。なんと3列仕様で座席はゆったり。しかも冷房も控えめ。で、思わず、居眠り。
ほどよく寝た頃、バスはクアラルンプールへ近づいていた。遠くにペトロナス・ツイン・タワーとKLタワーが見えた。徐々に市街地へと入って行き、ある1点からバスが動かなくなった。この頃から乗客が徐々に降り始める。左手にはスイス・ガーデン・ホテルがあった。ようやく少し進むと進行方向にプドゥラヤ・バスステーションらしき建物が目に入った。ここで、わたしの中の地図が繋がる。しまった、さっきまで停まっていたところで降りた方が今日の宿があるブキッ・ビンタンには近い。ガイドブックの地図を確認して、ここで降ろしてもらった。トランクに入れた荷物を受け取り、ブキッ・ビンタンはアロー通りを目指す。よかった明るいうちに宿に着けそうだ。時計はちょうど午後6時を指していた。

屋台で舌鼓

歩くこと10分、アロー通りに到着。もう既に屋台が出ている。これなら食べ物には困らなさそう。今日の宿、ホテル・シーズンズ・ビューに到着。チェックイン。その際、メールの控えを確認され、それには窓ありとリクエストしたのだけれど、実際に取れた部屋は窓なしだったらしい。窓有りがいい、というと今日はダメだけど、明日からなら移れるという。移してもらうことにした。フロントのおじさんは感じのいい人でクアラルンプールは初めてか? 訊いてきて、そうだと答えると、英語の地図とホテルの名刺をくれた。これで迷ってもタクシーで帰ってこられるね。
部屋に入りシャワーを浴び、洗濯を済ませる。なぜかシャワーのお湯が出なくて困ったけれど、まあ、明日には部屋を移るのだからと水浴びしました。(のちに換気扇のスイッチと連動しているので換気扇を入れればお湯が出るのだとわかる。)
アロー通りの屋台を適当に歩いて、最初に気になった麺屋さんで食べることにする。ここ人気店らしく注文してからかなり時間がかかりました。中に入れる具は指さして適当に注文。ここでも待っている間わたしは地元のチャイニーズに間違えられマンダリン(中華系の人が話す中国の標準語に近い中国語)で話しかけられます。いい加減慣れたけど。今日の飲み物はスイカの生ジュース。この注文取りに来たおばちゃんも初めはマンダリンだった。ぽかんとしてると英語に変わったけれど。麺がRM4、ジュースがRM2.2。マラッカよりも若干物価が上がっている感じがする。
食後、せっかく南国にいるのだからとフルーツ屋台でドリアンを食べる。果物の王様と呼ばれるあの臭いドリアンですよ。屋台のおにいちゃんはでかいマンゴーを見繕ってくれたけれど、そんなに食べれないので小さいのに買えてもらった。量り売りらしい。初ドリアンだったんだけど、わたしはドリアンだめかも。スタミナドリンクと胃薬を一緒に食べているような味で、濃厚でおいしいといえばおいしいのかもしれないけれど、、、って感じだった。

表示

ホテルの表示。ドリアン持ち込み禁止。犬禁止はイスラム教の国ならでは?

ビラ・セントサ

ビラ・セントサ。マレーシアの古い様式のお家。

セント・ピーター教会

セント・ピーター教会、工事中。内部見学できず、残念。

タウンバス

緑のタウンバス。これが乗りこなせれば、マラッカ自由自在?

ニョニャ料理

ジョンカーズ・カフェのニョニャ料理。セットで小分けに食べられる。だけど高い。

バス渋滞

プドゥラヤ・バスステーションまでのバス渋滞。

ホテル・シーズンズ・ビュー

アロー通りの今夜のホテル、ホテル・シーズンズ・ビュー。

アロー通り

アロー通りは屋台街。

フルーツ屋台

フルーツ屋台でドリアンに初挑戦。