1日目 — 2005.12.27

成田へ。高速で。

前の日、Cちゃんから連絡があり、Cちゃん家の車に空きがあるというので成田まで乗せていってもらえることになった。17時45分のフライトで11時半のお迎えということになったので、9時半に起床。朝ご飯を食べて、身支度を整えた。服装は真冬の日本から熱帯の国へゆくので、玉ねぎ式に脱げるように肌に近い方からキャミソール、Tシャツ、シャツ、トレーナー地のジャケットにフリースという出で立ち。下はGパン。本当はもっと暖かい格好をしたかったんだけど、荷物が増えるのは避けたい。前の日荷造りをしたら、去年7日間タイ・カンボジアに行ったときより荷物が少ない。16日間も旅行するのに、どうして?
11時過ぎ、Cママから電話があり出発したとのこと。予定通りお迎えがきて、トランクを座席に乗せてもらって出発。近くのインターから高速に乗って一路成田を目指す。あまり都心を車で走ったことがないあさこんはみなとみらいを横切り、ベイブリッジを渡るそのコースに感動。神奈川県民のクセして初めてベイブリッジを渡ったよ。
ちなみにCとMはマレーシアから日本の式に来ていたMのお父さんとお義兄さんを見送りに一足先に成田へ向かっていた。
都内に入ると渋滞にひっかかる。渋滞を抜けるのに72分の表示を見た瞬間助手席に座っていたC兄がトイレに行きたいと言い出した。パーキングエリアがだいぶ先までないので一度高速を降りて、一番近かった羽田空港へ。そして羽田空港のトイレへゆく。あさこん、何を隠そう羽田に来たのも初めて。成田へ行く前に羽田へ来ちゃったよ。Cちゃん家族とも、成田で初めて飛行機を見るのもなんだから、練習がてら羽田へ寄ってきました、なんて冗談をかましながら、羽田を後にする。再び首都高に乗り、成田を目指すけれど、なかなか渋滞を抜けられない。羽田で買ったサンドイッチやらお寿司やらを食べながら談笑。でも徐々にわたしの旅券引き替え時刻が近づいてくる。羽田で運転を替わったお兄さんに焦りが出てくる。自分がトイレに行きたいって言い出さなかったら間に合っていたんではないかっていうプレッシャー。高速を成田で降りて地図の通り、駐車場へ。荷物を下ろして空港行きの送迎バスを待っていると、なんと後ろからCとMが車に乗って現れた。あれ? 先に空港行ってたんじゃないの? どうやら暇つぶしにどこかに出かけてたらしい。この時点で3時を回っていた。成田まで3時間半もかかってるよ。

成田空港第1ターミナル

駐車場から送迎バスで第1ターミナルへ。あさこん、第1ターミナルを利用するのも初めて。第2のコンクリートの重さに比べて第1ターミナルは鉄骨造で軽い感じがした。
今回の飛行機はノースウエスト航空。なんとチェックインの手前でX線の手荷物検査がある。すごく厳重。やっぱりアメリカで9・11があったからかな? C家族ご一行はeチケットということでチェックインカウンターが別だった。わたしはすんなり、手荷物検査を通り抜け搭乗券をゲット。そして振り返ると、なんと手荷物検査横で荷物を全部開けて調べられているMの姿が目に入った。どうやら、アメリカの航空会社にイスラム教徒が乗るのは大変らしい(あのテロのモロ影響ね)。しかも、Mの荷物はバックパックだったし、ヒゲ生やしてるし、怪しさ満点だったんだろう。近づいて声をかけたら、不審人物がひとり全部荷物開けられてます、ってナレーション入れながら、デジカムでその様子を撮影していた。なんてのんきな2人なんでしょう。そんなんだから、別カウンターでチェックインしているCちゃん家族の様子をわたしが見に行くことに。その前に、Cちゃんに年賀状を出しに空港の郵便局へ。Cちゃん宛の年賀状をまだ投函していないことを告げると、Cちゃんも手渡しはいや、っていったから。そうして、戻ってくると、チェックインカウンターの近くにCママ、Cパパ、C兄の姿を発見。どうやらチェックインは無事に済んだよう。声をかけて、2人がまだ時間がかかりそうだということを伝えて、近くのベンチに座って待つことにした。トイレなんかにいったりしてたら、ようやく搭乗手続きが終わったCとM登場。
そろって出国手続きへ。
出国手続きは年末だけれど、そこまでは混んでいなかった。すんなり出国。そして、Cちゃん家族が保険をかけると自動保険契約機の前へ。でも高いということでやめてしまった。たった1週間なのに5千円以上したらしい。わたしはネットで申し込んだら16日で5千円だったよ。

機上でシンガポリアンに心ときめかす

いよいよ、搭乗開始。でもここでもまた手荷物検査。アメリカの航空会社はすごい念が入っている。そして飛行機に乗り込むとバラバラに旅券を買ったので席もバラバラだった。わたしは後ろの方。Cちゃん家族は前の方の真ん中あたり、CとMは真ん中の真ん中あたりだった。
わたしは席についていると、英語で話しかけられた。席間違ってませんか? って。よくみると1つ後ろの席に座っていた。あらら、初っぱなからやっちゃった。Sorry、といって正しい席に移る。しばらくすると、隣の席に人がやってきた。やはり年末、2人がけに1人でゆっくりなんてできないのね。でも座ってきたその人、見たところ20代の男性。笑顔がキュート。そして、ニーハオって話しかけられる。おいおい、わたしはチャイニーズじゃありませんよ。でも以前上海に旅行に行ったときにも現地ガイドに、あなたは台湾人ぽい、と言われた経歴の持ち主なんで、自分が日本人に見えないらしいことは自覚している。中国語が通じないと思ったのか、次は英語で話しかけられた。そして、初めてのノースウエストで座席に付いている個人画面の使い方がわからないでいると親切に日本語に切り替えてくれたりとかしてくれた。なんてやさしいんでしょう。
それにしても、このノースウエスト NW006 便は夕食が出てくるのが遅かった。お腹減ったね、なんて英語で会話しながら、待っていて、世間話に。まあ、まずどこから来てどこに行くのか? ひとりか、とかそんな感じ。で、中学生以下の英語でわたしの身の上を説明していて、思わず日本語が出たら、なんと彼はそれを理解して日本語で返してきた。どうやら、簡単な日本語ならしゃべれるらしい。思わず、なんだ日本語しゃべれるんじゃない、といってしまった。日本語は難しい、といっていたけれど、わたしの英語よりずっとうまいよ。
こんな感じで、英語と日本語をちゃんぽんにしてしゃべったところによると、彼はチャイニーズ系のシンガポーリアンでケルビンというらしい。わたしと同じ大学院生でコンピュータ・テクノロジを専攻してるらしい。わたしは建築を専攻しているといったら、建築は難しそう、といっていた。建築っていってもものすごい細かい部分にこだわってるだけどさ。まあ、詳しい話をしてもわからないだろうし、まず、伝えられるだけの英語能力がないことに気が付いて、それ以上話すのはやめたけど。
ちなみに彼は映画を見て隣で涙を流していた。わたしも見たくなって、何の映画を見ているのか聞いたけれど、言語が ENGLISH only だったので、見るのをあきらめた。その映画の題名は「SAINT RALPH」。日本に帰ったら見てやる。ちなみにわたしの見た映画は「ファインディング・ニモ」と「美女と野獣」。おまえはお子様か、っていうラインナップでした。

ベイブリッジ

祝、初ベイブリッジ。都内を抜けて成田に行くコースは渋滞に捕まりました。

羽田第2ターミナル

途中トイレ休憩になぜか羽田に寄る。羽田初体験。実は飛行機の国内線は乗ってことないのだ。

成田空港第1ターミナル

ようやく成田国際空港に到着。第1ターミナルを使用するのは初めて。

電光掲示板

年末の成田は結構混雑している。出発2時間を切ってようやくチェックイン手続き完了。

夕日と飛行機

出国手続きをして登場を待つ。昼前に出発してもう既に夕方。やっぱり成田って遠い。

掲示板

搭乗手続き開始。コンチネンタル航空とのコードシェア便だった。

機内食

ようやく出てきた機内食。写真を撮る前に食べてしまったので、食べかけ。汚くてすみません。

シンガポールの明かり

シンガポールの明かり。何度か旋回してようやく着陸態勢へ。