7日目 — 2004.7.5

帰国 —成田空港

日本時間の朝5時前。朝食が配られる。タイで乗せてきたとは思えないほど日本人の口にあった味付けのおかゆだった。ミルクが飲みたかったのでスチュワーデスさんに頼むと、きみがそんなのあるんだ、と目を丸くして驚いていた。
6時過ぎ、ほぼ定刻通り曇りの成田空港に到着。台風が近づいているということだったが、思ったほど揺れなくてよかった。
入国手続きをし、荷物を受け取り税関を通る。朝早いのであっという間だ。残った400バーツを円に換えたけれど、帰ってきたのは800円ちょっと。日暮里までの電車賃にもならない。

京成線、はぐれる

慌てて乗り込んだ京成線は鈍行だったらしい。そして成田で向かいの急行にのりかえ、何とか座れたものの、きみとははなればなれ。これから先、都心に近づくにつれて乗車してくる人数も増えてきて、まさしくラッシュ状態。地下鉄に直接入る電車だったので、上野方面に向かうにはどこかで乗り換えなければならないらしい。持っていたポケット路線図とにらめっこして青砥で各駅に乗り換え。ホームに降りて辺りを見回してみたけど、きみらしき人はおらず。わたしのケイタイは充電が切れてしまっている。どうやらはぐれてしまったらしい。この状況で再会するのはどう考えても無理。たとえ再会したとしても日暮里で解散することになるのだ。こうなったら先に進むしかない。
あとからきみに聞いた話では、わたしらしき人を日暮里の階段で見つけたらしい。でもすぐに姿を消したらしい。そのときわたしは何をしていたか、心当たりがある。日暮里の駅のトイレに寄るために待合室に入っていったのだ。あのとき直接、切符売り場に行っていたらきみと再会できていたのかもしれない。

名古屋へ、高速バス、爆睡

満員の山の手に揺られ東京駅へ。旅行帰りのトランクなどあきらかに場違いであり迷惑だ。まわりの人の視線も冷たい。
東京からはお金がないから高速バス。なんとか9時の超特急に間に合った。コンビニでおにぎりと久しぶりの緑茶を買い乗車。後ろの席に陣取って、名古屋まで5時間半、後はひたすら眠るだけである。
トランクルームにトランクを預けていたので終点の名古屋駅まで乗車。本当は途中の停留所で降りた方が早いのだけれど。名古屋駅からはバス。あいにくバスは満席で出口付近に立って乗車していると、目の前に座っていた少年に席を譲られそうになる。昨日から化粧直していなかったのでよっぽど疲れ切った顔に見えたのか。
家につくとちょうど大粒の雨が降り出した。雨季とは思えないほど天気に恵まれた旅行だったなぁ。

朝焼け。

飛行機の中からの朝焼け。結局一睡もできなかった。

屋根構造

朝5時前に出てきた機内食。おなかにやさしいものばかり。

高速バス

名古屋までの高速バス。爆睡からかろうじて覚めた浜名湖サービスエリアにて。