ぼやき

0

今回のインド旅行では両替ではなく、クレジットカードのキャッシングを利用しました。理由はインド・ルピーが国外持ち出しできず基本インドでしか手に入らないことと、デリーのインディラ・ガンディー国際空港の両替はレートが悪いということがあちこちのサイトに書かれていたからです。空港で現金を手に入れたかったらキャッシングして繰り上げ返済するのがお得だそうです。今回の旅行は空港しか両替の機会がないことと、どれくらい現金を使うかわからなかったこともあり、人生初キャッシングに挑戦してみました。

クレジットカードの暗証番号を確認

海外に限らず ATM でキャッシングする時には暗証番号が必要です。しかし今までショッピング枠しか使ったことがなかったので、暗証番号がわかりません。カード裏の問い合わせの電話番号に電話をかけ、海外でキャッシングしたいが、暗証番号を忘れてしまったことを伝えました。本人確認をされ郵送で暗証番号が届くとのこと。1 週間といわれましたが、4 日で封書が届きました。

インドでのキャッシングの注意点

インドでキャッシングする場合いくつか注意があります。

20160418_1.jpg

お札は 500 ルピー札か 1000 ルピー札しか出てこない

インディラ・ガンディー国際空港に到着して、到着ロビーにある INDUSIND BANK の ATM でキャッシングしようとしてつまずいたのがこれ。どこかのサイトで端数を入れると細かいお金が手に入る、というようなことが書かれていたので、11,480 ルピーを下ろそうと入力したらエラーで一向に引き出しができないのです。後ろに列ができてしまったので譲って再挑戦してみるもエラー。やっとエラーの意味を理解したのが 4 回目くらいで、4,000 ルピーを引き出しました。迎えの友達を待たせているし、SIM カードも買わなきゃいけないしと思い、テンパってて金額を低く入力してしまいました。すぐにプリペイド SIM を 2 枚購入したので、1,500 ルピーが飛んでいき、残金 2,500 ルピー。心許ないですね。

インドで合計 4 回キャッシングしたのですが、500 ルピー札か 1,000 ルピー札か選べたのが 1 回、500 ルピー札が出てきたのが 2 回、問答無用で 1,000 ルピー札が出てきたのが 1 回でした。

インドのキャッシングは現地 ATM 利用料も請求される

銀行によって違いますが、引き出し金額の 2.5 % か 200 〜 250 ルピーの安い方の金額が ATM 利用料としてかかり、クレジットカード会社に引き出し金額に上乗せして請求されます。つまりその分にも利息がかかります。空港は 229 ルピーと少し高めで、街の ICICI BANK は 200 ルピーでした。なので利用料を節約しようと一度 20,000 ルピーを下ろそうとしたら、一度に下ろせる限度額は 10,000 ルピーだとエラーが出ました。あまり高額な引き出しはできないようです。

ちなみにセゾンカードのキャッシングは海外 ATM 利用料が別途かかり、1 万円以下は 108 円、10,001 円以上は 216 円です。なので、お金が必要な時は 10,000 ルピー下ろし、ちょっと足りないなと思った時は 5,500 ルピー下ろしました。5,500 ルピーに現地 ATM 利用料 200 ルピーを足すと 5700 ルピーで、2016 年 3 月のレートでは 9,300 円くらいの請求金額になるので、セゾンカードの ATM 利用料が 108 円に納まるからです。(なおセゾンカード側の ATM 利用料はショッピング枠にカウントされるので、利息は取られません。)

海外キャッシングは繰り上げ返済が基本

キャッシングなので引き出し金額と利用料の他に利息も取られます。セゾンカードの場合は月末締めの翌々月 4 日払いなので最大で 64 日分の利息を払う必要が出てきます。月末にキャッシングを利用した場合などは翌月に反映されてしまったらもっと長い期間の利息がかかるかもしれません。インドでの利用はセゾンカードの場合だいたい 4 日程度で Net アンサーに反映されていました。

キャッシングの利息は年利 18 % なことがほとんどです。例えばセゾンカードの場合、月初の 1 日に 1 万円キャッシングして、請求が確定し口座から引き落とされるまで、64 日かかったとした場合の利息は以下の式で計算できます。(端数は切り捨てです。)

10,000 × 0.18 ÷ 366 × 64 = 314 円

結構利息がかかります。この利息を減らす方法が繰り上げ返済です。セゾンカードの場合、セゾンカードの ATM から返済すれば、1 円単位で返済が可能です。わたしは成田乗り継ぎで成田で時間を持て余していたので、出発前からその時間を使ってキャッシングの返済を行おうと思っていました。事前に調べたところによると、三菱東京 UFJ 銀行の ATM からも 1,000 円単位なら返済できるようだったので挑戦してみようと思いました。

キャッシングの残高より多く返した場合どうなるのか、空港からセゾンカードデスクに問い合わせてみたところ、銀行振込による繰り上げ返済を勧められました。一応振込口座とキャッシング残高を聞き検討してみることにしました。帰国が土曜日だったため、振込の場合、口座への着金が月曜日になるので、当日振り込んでも 2 日分多く利息を払わなければならないとのことと、他銀なので振込手数料が 432 円かかるのも、なんとなく本当にお得なのか引っかかりました。

結局 ATM 利用料が 218 円の三菱東京 UFJ 銀行から返済してみることにしました。4 万円入金すると明細には手数料が 233 円、元本が 39,767 円と表示されました。この明細を見た時は三菱東京 UFJ 銀行の手数料も取られた、と落ち込んでいたのですが、手数料とはセゾンカードでは利息のことを指すようです。他行振込になる場合は銀行 ATM からの返済も検討してもいいと思います。

ちなみに Net アンサーにはすぐに反映され、キャッシングの残高が復活していました。あと 198 円返済しなければならないことがわかりました。198 円のこの日(3 月 26 日)の翌日から翌々月の引き落とし日(5 月 6 日、計算上は 4 日)までの利息は計算上 3 円です。本日請求が確定したのですが、利息は 2 円でした。計算が合わないのが気になります。

利用料を取られまくってもインドの空港の両替所よりキャッシングの方がお得

現地 ATM とカード会社に二重に利用料を取られ利息まで取られてちっともお得じゃないじゃないかと思ったりしましたが、帰って計算してみたらお得だったことが確定しました。

20160418_2.jpg

デリーのインディラ・ガンディー国際空港の両替所のレート

インド入国日は入国審査に手間取り、時間がなかったので確認できなかったのですが、アウランガーバードからの帰り(3 月 20 日)にインディラ・ガンディー国際空港のターミナル 3 の税関の外の両替所のレートを確認したところ、0.54 でした。(この次の日がこの旅一番の円高の日でした。)

20160418_3.jpg

(インドで引き出した金額)÷(手数料とキャッシングの返済金額)> 0.54

上記ならばキャッシングの方がお得だったことになります。

ちなみに表示しているレートからさらに手数料が取られるみたいです。ちょっと古く 2015 年 4 月の記事ですが、表示レート 0.47010 に対して、1 万円両替して手にしたお金は 4670 ルピーだったようです。手数料を含めたレートは 0.4670 と表示のものより 0.01 も悪いようです。
→世界女子旅☆ココロもカラダもリラックス:インド旅でのルピー両替 デリー空港にて。。レートはいくら(・・?

インドでキャッシングの詳細と利息や利用料からレートを計算

以下、実際に引き出したルピーとそれにかかる利用料や利息などの一覧です。

3月11日 3月11日 3月16日 3月22日 合計 返済(3/26) 3月26日
引き出し金額(Rs) 4,000 10,000 5,500 4,000 23,500
現地ATM利用料(Rs) 229 200 200 200
請求金額(Rs) 4,229 10,200 5,700 4,200 24,329
レート(ルピー/円) 1.7392 1.7309 1.7223 1.7200
レート換算日 3月11日 3月12日 3月17日 3月23日
請求金額(円) 6,845 17,030 9,320 6,770 39,965 -39,767 198
年利(%) 18.00 18.00 18.00 18.00 18.00
返済日 3月26日 3月26日 3月26日 3月26日 5月4日
借入日数 15 15 10 4 39
利息(円) 50 125 45 13 233 -233 2
セゾンATM利用料(円) 108 216 108 108 540 216
合計 7,003 17,371 9,473 6,891 40,738
合計 40,956

23,500 (ルピー) ÷ 40956 (円) = 0.5737865026 > 0.54

計算結果は 0.57。キャッシングの勝利です。今回インドで使った現金 23,500 ルピーを空港の両替所で調達していたら、

23,500 (ルピー) × 1/0.54 = 45370.37037 (円)

なので、2562 円ほどお得になった計算です。

また繰り上げ返済せず、翌々月に一括で引き落としになった場合の利息は合わせて 1,027 円なので、支払い額の合計 41,532 円になります。これで計算すると、

23,500 (ルピー) ÷ 41,532 (円) = 0.565828758

と、レートが 0.56 に下がってしまいます。繰り上げ返済は必須です!

なんだかんだいってクレジットカード払いが一番お得だった

インドの場合、キャッシングに現地 ATM の利用料が取られるので、カードが使えるところはカード支払いにするのが一番お得のように感じました。海外利用の場合、VISA のレートに 2 %上乗せされるようですが、それでもキャッシングよりはお得かと思います。わたしも現金が足りなかったとき、2 回ほどカード支払いをしました。換算レートは 1.7226 だったので、円/ルピーにすると 0.5805 なので、手数料を含めたキャッシングのレートよりいいことがわかります。

実はもっとお得なクレジットカードがある

出発 5 日を切ってから知ったので今回の旅行には間に合わなかったですが、セディナカードというのが海外キャッシングするにはお得なカードみたいです。

  • 海外利用時のカード会社側の ATM 利用料がかからない。
  • ネットから繰り上げ返済が Pay-easy 経由でできるので手数料は無料。

これってすごくないですか。現地 ATM 利用料と明細に上がるまでの数日間の利息だけで現地通貨が手に入るのですよ。キャッシングして、明細に上がってきたら、Pay-easy 対応の銀行からネット経由で振り込めば OK なのですよ。もちろん年会費も無料です。

セディナカードを使った場合、カード会社の利用料だけ計算しても、756 円節約できたことになります。またネットの明細に上がってくる日を 4 日後、レート等が同じだったと仮定し、明細に反映された日に Pay-easy で繰り上げ返済した場合の利息合計は計算上では 77 円です。その差 139 円。カード会社の利用料と合わせて合計 895 円節約できたことになります。これを円/ルピーに換算すると以下のようになります。

23,500 (ルピー) ÷ 40,042 (円) = 0.586883772

クレジットカード使用時のレート 0.5805 よりレートがよくなります。セゾンカード利用時との差額はルピーだからそんなに恩恵はなさそうに見えますが、ドルやユーロだった場合はもっと金額が大きくなると思います。

次回もしまた海外にいく機会があったとしたら、セディナカードにぜひ申し込みたいです。

関連記事