トイレのうず

チームメイトバトル 〜F1マレーシアGP 2013

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マレーシア GP はすごかったですね。ピットでいろいろなアクシデントがあったけれど、やぱりメインはレッドブルとメルセデスのチームメイトバトルですね。

4 回目のピットストップを終えたあと、トップに立っていたウェバーとそれを追うベッテル。ウェバーがウォールギリギリまでベッテルに寄せたりしてかなりヒートアップしたバトルが見られた。そして結局 46 周目、 1 コーナー、 2 コーナーと守ったウェバーだったけれど、 3 コーナーでベッテルに前にいかれた。とても見応えのあるバトルだったのだけれど、このバトルはチームの指示を破ったものだったみたい。 BS では放送されていなかったのだけれど、表彰式前にエイドリアン・ニューウェイにこっぴどく叱られていたみたいだし、ウェバーも文句をいっていたよう。表彰台の一番高い場所に立っているのに浮かない顔のベッテル。表彰台で 2 位のウェバーは 1m くらいベッテルと距離をとってるしベッテルの方を一切見ない。インタビューも怒りを抑えていたけれど怒っていた。

一方メルセデスは 3 位ハミルトンと 4 位ロズベルグとのチームメイトバトル。メルセデスエンジンと 2 つの DRS ゾーンのおかげで、ストレートでの抜きつ抜かれつが繰り広げられていたのだけれど、これもチームの指示によってニコ・ロズベルグがハミルトンとのギャップを保つようにいわれる。タイヤがダメになり、燃料もセーブしなくてはならなくなったハミルトンの後ろをフラストレーション全開で突くロズベルグ。でもチームの指示でオーバーテイクはできない。もどかしさ。ニュースサイトによるとチェッカーズを受けた後、チームラジオの「いい仕事をした」というねぎらいに対して「覚えてろよ」と答えたロズベルグ。レッドブルとは対照的に軽くオーバーテイクできる状況だったのに、ロズベルグはハミルトンの後ろを維持した。そしてハミルトンは表彰台でロズベルグへの感謝の意を述べ、ここにロズベルグがいてもおかしくなかった、と述べた。

チームの指示を無視したベッテルとチームの指示を守ったロズベルグ。優勝はしたけれどチームから非難されるのと、表彰台に乗れなくてチームから労われるのとどっちがいいんだろう。ベッテルはレッドブルの今年最初の優勝をウェバーに持っていかれたくなかったんだろうね。久しぶりにの優勝を逃したウェバーはかなり怒っていて、今後ベッテルが優勝争いをしてても、協力してくれなさそう。一方ロズベルグはチームの信頼は得られたわけだけれど、ハミルトンに先に表彰台に乗られてしまっては、今年はハミルトン優先になってしまうかもしれない。

でもロズベルグにとっては今まで組んできたチームメイトの中で、ハミルトンが一番一緒に争って上を目指せるように感じる。ハミルトンはマクラーレンからメルセデスに移ってきて正解だったね。メルセデスもハミルトンの表彰台のおかげでやる気出てるみたいだし、これからが楽しみ。

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