トイレのうず

F1 カナダGP 2011〜前半可夢偉、終盤バトン

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F1 カナダ GP 観ました! もう興奮しまくった!

予選でベッテルは不動のポールポジションだし、可夢偉のザウバーの調子はあんまり良くなくて、カナダだし、雨だし、完走できれば御の字だよね、って思った。そして放送時間も夜が深いことだし可夢偉がクラッシュしたら寝ようって密かに心に決めていた私。(デ・ラ・ロサの急な登板で興奮して昨日から寝てなかったため。)

すみません! わたしが間違っておりました! もうカナダさん、寝かせてくれないの!
(以下ネタバレあり)

決勝は予報通り雨。セーフティーカー先導でスタート。セーフティーカーが抜けたあと、スタート 13 位だった可夢偉がいつの間にか、ぴょんぴょんと順位をあげて 8 位くらいまで上がってくる。そして雨が弱くなったタイミングで何台かがタイヤを浅溝に履き替えるためピットストップを行ったので、さらに可夢偉は順位を上げた。そんな中、マクラーレンのハミルトンとバトンがチームメイト同士で接触。ハミルトンはクラッシュしタイヤがパンクして車を停めるように言われる。(本人はタイヤしかダメージを負っていないと言い張っている。)それでイエローフラッグでセーフティーカーが入る。

セーフティーカーが入ったタイミングでメルセデスを含む何台かがタイヤ交換のためピットストップ。それでピットストップ 0 回でコースに残った可夢偉はなんとベッテルの後ろ、 2 番手を走行。そのまま雨足が強くなってレッドフラックでレース中断。この時点でラップは 20 。

この雨が全然止む様子が全然ない。このままレース終了だと、 2 周以上しているのでレースとしては成立するけど、規定周回の 75% である 53 周は走行していないのでハーフポイントになるという可能性が。でも、でもよ、ハーフポイントにせよ、このままレース終了なら、可夢偉日本人初の 2 位表彰台! ってちょっと思ってしまって寝るに寝れない。しかし、カナダの雨はなかなか止まず、フジテレビ地上波は放送を延長したにも関わらず、レースの再開の見込みすらわからぬまま、放送強制終了。この時点で朝の 4 時 25 分とか。

それから、眠るに寝れなくって CS のプログラムに移って観戦。レースが再開されたのは日本時間の午前 4 時 50 分。またまたセーフティーカーに先導されてのスタート。ベッテル、可夢偉、マッサの順。可夢偉はセクター 2 で良いタイムを出して、ベッテルのレッドブル、マッサのフェラーリと遜色ない走り。可夢偉、マッサを抑え続ける。そして路面が少し乾いてきたところで、マッサがピットイン。しかし、マッサ、その後単独クラッシュ。

相変わらずベッテルは速いなぁ、とか思っているうちに最初のセーフティーカー明けスタートの時にスピンして、下位に沈んでいたウェバーがドライタイヤを履いて可夢偉の後ろにやってくる。さすがレッドブル。可夢偉もドライに変更して、結構押さえていたんだけれど、シケインでちょっと膨らんしまって、その隙をウェバーの後ろにいたシューマッハに行かれ、さらにシケインカットしてしまったためウェバーにも順位を譲ることに。これで表彰台はなくなった。

その後も、バトンと接触してアロンソクラッシュ、フォース・インディアの 2 台がクラッシュ、可夢偉と 4 位争いをしていたハイドフェルドクラッシュとか。とにかく荒れる荒れる。路面が乾いてきたところでラインが 1 つしかなくてそれを外すとバランスを崩す感じだったので、まさにワンミスでアウト。

そしてハイドフェルトのクラッシュでパーツが散らばりまたセーフティーカー。で、最初にハミルトンと接触してマシンの挙動が変になって、さらにはドライブスルーペナルティーを受けたバトンがドライタイヤに履き替えてスルスルと順位を上げて、ウェバー、シューマッハを料理して、残り 5 周でベッテルの後ろについた。なんだか異様に速いマクラーレンのマシン。まるで雨が止んで中途半端にドライな路面を想定していたかのような動き。しかも雨で禁止されていた DRS も使用可になっていたので、カナダの 2 つのストレートで DRS を使うべくベッテルに 1 秒以内に迫る。初めは 1.1 秒差とか微妙だったんだけれど、徐々に詰めて 0.96 秒差で DRS を使えるようになった! でもさすがはレットブルのマシン。 DRS だけじゃオーバーテイクできない。それでもしつこくベッテルのお尻を追いかけるバトン。そして最終ラップ、ベッテルがちょっとふくらんで、ラインを外して挙動を見だした隙にスっと抜いていって、なんとそのままチェッカー。バトン今季 1 勝目! おめでとう!

バトンには審議が 2 つくらいかかっているから、最終的な順位はどうなるかわからないけれど、観てすっごく面白いレースだった! 最後の数周になるまでベッテルの勝利は疑わなかったし、それくらい完璧だったよ、あのコーナーを除けば。ベッテルは最後のセーフティーカーが抜けたあとでコンサバになりすぎた、っていってた。まさかバトンが驚異的な速さで追いかけてくるなんて誰も想像していなかったもの。

雨のレースはドライバーの性格がでますね。ベッテルは意外に慎重、シューマッハは抜け目ない、バトンは引くところは引く、ハミルトンは主張が強いとか。途中で寝なくて本当によかった! 可夢偉の表彰台は夢と終わったけれど(結果は 7 位。終盤ドライコンディションになるとマシンの差がかわいそうなくらいにわかってしまう。)、これだけ荒れたレースで代走のチームメイトのデ・ラ・ロサとともに生き残ったことに価値があると思う。よいレースをありがとう!(バトンがチェッカーをうけたのは日本時間で午前 6 時を回ってた。)

まあ、強いていうなら、こういう荒れたレースは CS のレースの今を分析する解説じゃなくて、右京さんのノリノリの解説で最後まで観たかったかな。可夢偉 2 位走行とか、シューマッハも表彰台の可能性あったしね。それから最後にフリーの 1 回目で早退したペレス。すぐには無理かもしれないけれど、元気になって戻ってきてよ!

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