ぼやき

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先日、愛用の台所用石けんが薄くなってきたので、新しいものを袋から出したのですが、そのパッケージを見て驚愕!

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品名:台所用せっけん
成分:純せっけん分( 98% 脂肪酸ナトリウム)
[上記表示以外の成分]エデト酸塩(安定剤)

ちょ! わたしのアトピーの原因物質の 1 つであるエデト酸( EDTA )が含まれてる! 純せっけん 98% だから大丈夫だと思っていたのに! まあ、幸いせっけんを使うのは稀だし(ほとんどアクリルたわしで洗っているので石鹸を使わない)、手にはほとんど影響が出ていないのでまあよいことにしよう。(年に 3 つくらいしか消費しません。)

でも、もし他に台所用せっけんでエデト酸塩が入っていないものがあるのなら、それに乗り換えようかと検討してみたのです。一番はじめに思いついたのが 100 円ショップなんかでも売っている「白いふきん洗い」。あれなら、手に入りやすそうだし、と思って調べてみたら、メーカーの HP には「成分:純石けん分( 98% 脂肪酸ナトリウム)」と書いてあるのですが、調べてみるとどうもエデト酸( EDTA )が入っているようなのです。(なんか入っていそうで実はミヨシのマルセイユせっけんにも手が出せないでいた予感は当たっていた。)

どうしてシャンプーなんかと同じエデト酸入りなのに、パッケージや HP に表示がないのか疑問に思い調べてみました。答えは、、、

管轄省庁が違うから。ただそれだけです。台所用せっけんは消費者庁(昔の経済産業省)の管轄で、シャンプーや浴用せっけんは厚生労働省の管轄なのです。なので、表示を義務づけている法律が違うのです。

法規 ( 省庁 ) 対象分野 表示内容
家庭用品品質表示法 
( 消費者庁 )
合成洗剤 雑貨工業品品質表示規程にて洗剤成分の表記規定あり
洗濯用又は台所用の石けん
住宅用又は家具用の洗浄剤
薬事法 
( 厚生労働省 )
化粧品 全成分を表示。表示のための成分名称は、日本化粧品工業連合会の「全成分表示名称委員会」が作成
医薬部外品 指定成分のみ表示
医薬品 有効成分と添加物成分の表示 (?)

びっくりしたのは、台所用洗剤や洗濯用洗剤はなんと「雑貨工業品」に位置づけされていること。
→消費者庁:雑貨工業品品質表示規程

わたしの愛用している co ・ op の台所用せっけんは表示義務はないけれど、やさしさで表示しててくれたんですね。だから欄外だったのです。なんか納得。

そして、わたしはエデト酸塩( EDTA-nNa )だダメとわかってから日々パッケージとにらめっこしていたのだけれど、医薬品の添加物として配合されている場合は「エデト酸塩」、化粧品に分類されている場合は、「 EDTA-4Na 」または「 EDTA-2Na 」とか表示されているようです。ちなみに化粧品が全成分表示になる前の旧指定成分上では「エデト酸」として表記されていますね。なんで同じ物質なのに書き方が違うんだろうって、常々疑問に思っていましたが、記載を義務づけている規則が違うからパッケージに書かれている名前も変わってしまうんですね。なぞが解けました。ミヨシのそよ風に添加されている EDTA は「金属イオン封鎖剤」っていう機能を表す名称で書かれていたんです。(記載がないよりあった方がありがたいけれど、統一してくれた方が消費者の利便性は高まりますよね。まさにこれぞお役所仕事!)

で、ここからが問題。つまり、世の中の生活に関する洗浄剤には EDTA (エデト酸・エデト酸塩)が含まれていても、台所用や洗濯用、そして医薬外部品の場合は表示義務がないのですね。台所用や洗濯用など肌に触れるものでも、基本、パッケージには洗浄成分以外の物質名は書かれていないものと思えってことですね。ああ怖い。

そして、特に気をつけたいのが医薬外部品。記載事項として薬事法第 59 条 8 項に「大臣の指定する成分を有する医薬部外品については、その成分の名称」としか書かれていないのです。化粧品より医薬外部品に方がなんだかありがたいような気がしますが、アトピー・アレルギー持ちからすると怖いことこの上ないことがわかりました。ちなみに、医薬外部品にも全成分を表示させようという動きが業界内にあるそうです。逆に全成分を表示させたくないから、効能のありそうな物質を混ぜて医薬外部品として売り出しているものも中にはあるようです。

以上、台所用せっけんから、生活に関する洗浄剤の法律について調べちゃったの巻でした。

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