前回の記事(IE7のスタンドアローン版を入れてみた)で、携帯からの多数のアクセスをいただいていることを改めて認識したあさこんは、サイト改造で新に導入した Google Analytics を携帯(モバイル)のアクセスに対応させようと思ったのでした。Google Analytics は JavaScript を使用しているので、そのままでは携帯サイトには適応できません。

今回導入したのは、エクスブリッジという会社が作った非商用ならばフリーで使用できるというオープンソース・ライブラリの SELENE.GA4K です。これは PHP ベースでプログラミングされているので WordPress との相性もよさそう。
WordPress に簡単に導入できるかと思いきや、PHP の土台がないあさこんには付属のPDFマニュアルを読んでもちんぷんかんぷんでした。ダンナにヘルプを求めて何とか導入できたので、その経緯を初心者が引っかかりそうなところに補足を入れながら、その設置方法を記事にしていきたいと思います。

ちなみに SELENE.GA4K の特徴は下記。
・ PCサイトと携帯サイトのデータを一元管理
・ユーザ分析からキャリア別のアクセス解析を実現
・HTMLベースの静的サイトにも適用可能 (※SSIを使用)
・IDとドメインのみの簡単な設定

では、SELENE.GA4K の導入格闘記スタート。


先にこのサイトの WordPress の環境を説明。WordPress のバージョンは 2.7。モバイルサイト用のプラグインにはレンタルサーバーとの兼ね合いで Mobile Eye+ を使用しております。(WordPress の携帯対応プラグイン「Ktai Style」でも同じように設定すればいいようです。)

まずはGA4K のページから、本体とマニュアル(PDF)をダウンロード。基本的には PDF に沿っては導入していけばいいのだけれど、PHPなどの知識をもっている人を対象に書かれているのでわたしには難しかった。というか、手順 (1) の「Google AnalyticsのサイトにアクセスしウェブプロパティIDとウェブサイトのURLを確認します」の時点でひっかかったので、それ以前の問題です。

Google Analytics のウェブプロパティIDとウェブサイトのURLは簡単にいっちゃうと、Google Analytics にアクセスしたときの最初のページにある下記のものです。

Google Analytics:ウェブプロパティIDとウェブサイトのURL

Google Analytics:ウェブプロパティIDとウェブサイトのURL

マニュアルの PDF の画面に辿り着きたかったら、各サイト右の「編集」をクリック→右上の方の「ステータス確認」をクリックすると表示されます。

手順 (2) は上記で取得したウェブプロパティ IDとウェブサイトの URL を「analytics_config.php」に設定します。このとき行頭にあるコメントアウトを取るのを忘れずに。これをしなかったため動きませんでした。

define(’ANALYTICS_ID’, ‘UA-9999999-9′);
define(’WEBSITE_DOMAIN’, ‘http://www.1010uzu.com’);

手順(3) 「analytics.php、analytics_config.phpを適切な場所に配置し、インクルードします」
意味がわからず、すっ飛ばして設定していましたが、非常に大事だったみたいです。
まず「インクルード」って何よ、ってところから始まって、インクルードとは別ファイルを読み込む設定らしいですね。HTML でもCSS とか JavaScript とかを外部ファイルに置くけれど、それよ読み込むコードをヘッダに書くことを「インクルード」というらしいです。勉強になった。
で、もちろん PHP でのそんな呪いは知らないので、「GA4K」のライブラリ内で他にインクルードしている部分がないか探して、それを真似てみました。「analytics_for_ssi.php」の18、19行目がそうですね。これを真似て書いたコードが以下。

<?php
require_once(’GoogleAnalytics/Config/analytics_config.php’);
require_once(’GoogleAnalytics/Service/analytics.php’);
sendGoogleAnalytics(ANALYTICS_ID, WEBSITE_DOMAIN);
?>

ついでに手順(4) のコードも入れ込んであります。これを、使っているテーマの「footer.php」に書き込んで OK です。

一番苦労したのはダウンロードして解凍した「GoogleAnalytics」フォルダの置き場所です。初めはルートディレクトリにおいて、「../」をたくさん書いて「GoogleAnalytics」フォルダまで持っていこうとしたのですが、エラーがでました。結局、使っているテーマと同じフォルダ内でないと動かないみたいです。ほかの静的サイトに使用したくなったときに使い回しが効かないのは辛いところです。たぶんわたしにもう少し知識があれば、解決できるんだろうけれど。

さて一晩たって、リファラが取れたところで Google Analytics をみてびっくり。DoCoMoが全アクセス数の半分以上をしめているのです。同じく入れ込んでいる i2i のアクセス結果と違いすぎる。

Google Analytics ブラウザの割合(2009/2/11分)

Google Analytics ブラウザの割合(2009/2/11分)

なんかおかしいと思って調べていたら、下記のページを見つけました。
→おいぬま日報:Google Analyticsを携帯サイトで利用するためのGA4Kにバグ?

ここを見る限り、GA4Kにもクローラからのアクセスを無視する設定を設けてあるけれど、クローラーがドコモを装ってきているのをはじき切れていないようです。パッチも公開されていたので、あててみました。
→おいぬま日報:GA4Kでクローラーのアクセスを除外するパッチ

さてどんな結果が得られるでしょうか。日付が変わるころが楽しみです。
*クローラについては SELENE.GA4K 1.1.1 にて対応済みのようです。*

しかし、SEO 的に少し気になることがあります。DoCoMo で Cookie が効かないため、すべて新規訪問者として捕らえられてしまって、直帰率が 100% になってしまっています。DoCoMo からのアクセスが多ければ多いほど、直帰率が高くなり、サイトの平均滞在時間が減ることになります。*商用版の 2.5.0 で DoCoMo 対応したようです。追記参照*
Google Analytics には、「データ共有」という項目があって、これが Google ランキングや Google AdSense に利用されていることはほぼ間違いないでしょう。平均サイト滞在時間が減ることにより、Google のランキングに影響が出ないか、ちょっと心配しながら少し様子を見てみようと思います。
ちょっと古いですが参考記事。
→Web担当者Forum:Googleの順位決定にGoogle Analyticsのデータが使われていたことが判明!

でも Google はこう明言している。何を信じたらいいんだ?
Google Analytics のデータ共有オプションに関するよくあるお問合わせ

データを共有すると、検索結果のランキング、広告の品質スコア、または広告の掲載順位に影響がありますか?
お客様のサイトのデータが、検索結果のランキング、広告の品質スコア、または広告の掲載順位に影響が及ぶような形で使用されることはございません。お客様の集計データはGoogle のサービスを改善するために使用されます。

*追記*
上記使用例である無料版の SELENE.GA4K 1.1.0 では、cookie を利用できない DoCoMo の直帰率が異様に高くなりますが、商用版の 2.5.0 では DoCoMo(iMode ブラウザ 2.0 非搭載モデル) の直帰率はもちろんのことページ滞在時間などが取れるようになっているようです。また、au、Softbank については検索エンジンからきたキーワードもわかるようになっているようです。
→SELENE.GA4K:SELENE.GA4Kの現状と今後(2009/07/01現在)

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