「嫌われ松子の一生」を読んだ。特に読みたかったわけではないが、この前京都の親のところに行ったとき BookOff に売るといっていたのてもらってきたのだ。
正直期待していなかったのだが、読み出したら止まらず徹夜をして読み切ってしまった。

あらすじは、優等生だった松子がある出来事をきっかけに転落していって、最期は誰かに殺されて発見されるというもの。それを甥の視点から過去を探るように描かれている。なぜ松子は殺され孤独に死ななければならなかったのかという疑問を読者に植え付けそれを紐解くように進んでゆく。そのストーリーの運びはミステリーも手掛ける作者ならでは。

端から見るとどうしょうもない人生を送っている松子も実は一生懸命生きていたのだ。ただ他人あっての幸せを求めるから、いつまでたっても幸せになれない。主体的に生きろ、というのが作者のメッセージなのか。
ただ松子がそういう性格になったのは父親によるところが大きいと思うし、転落していく人生の中で家族がもう少し手を差し延べていたらここまでの結末は迎えなかっただろうと思う。
まあ、そうならなかったら小説にはならないんだけど。

同名のタイトルで映画化もされている。中谷美紀主演。松子の波瀾万丈の人生をどう演じているのかもかなり気になる。機会があったらぜひ観てみたい。

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